プログラミング初心者の元ポスドク会社員が、AIを勉強するブログ

素早い魚が動きの遅い魚を食べる時代

日経の記事で非常に興味深い言葉がありました。

ゴム手袋世界最大手、マレーシアのトップ・グローブのリム・ウィーチャイ会長「日経Asia300サミット」で話した内容で、

「昔は大きな魚(大企業)が小さな魚(中小企業)を食べたが、今は素早い魚が動きの遅い魚を食べる時代。規模を問わず、迅速な会社が勝つようになった」

という表現です。

www.nikkei.com

変化に対応できる(できれば事前に備える)、もしくは自ら変化を起こすことの重要性は個人にも言えることです。いい表現だったので、会社に行きながら一人で感動していました。

ニューラルネットワークの勉強1

最近は以前紹介した機械学習のための数学の本を読んでいたのですが、私のバックグラウンドや興味の持ち方を考慮すると、補助的な使い方をしたほうがいいと判断しました。

私は生物学系の研究者をやっていた背景をもっているため、実際の生物の神経回路がどのようにプログラミングや数学で再現されているのかに非常に興味があります。よってそのような観点から話を進めていく本を選択するほうがモチベーションや勉強効率が高いと思われます。よって下記の本をまずは中心に勉強していくことにしました。

ニューラルネットワークの基礎を理解する→

機械学習に使用する数学の概念を理解する→

という構成で今後は進めていこうと考えています。

AIに興味をもった起源

仕事が始まり、趣味の時間がとりずらくなってきましたが、まずは基礎の数学の勉強をしています。

今日はそもそも何故AIに興味をもったのかという自分なりの起源を書いてみます。

人間の意識とは何なのかということに子供の頃から興味があったのですが、私が高校生~浪人生あたりで偶々見た「攻殻機動隊」という映画が1つの大きな起源かと思っています。見たことのない方は、一度見られることをお勧めします。

 この映画の中で、インターネットの中で自意識をもったプログラムが登場するのですが、当時の私には人が作ったインターネットもしくはプログラムというシステムの中で、自意識つまり知能が発生するという概念自体が衝撃的でした。

その後に作られた「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 」に登場するAIのタチコマは、遠い未来にはありそうだなと感じさせるものでしたが、昨今のAIの盛り上がりを見ていると、自分が現役で働いている間に実現されるかもしれないと期待をいだきます。

この作品に登場するタチコマはとても愛嬌のあるAIで、日本人が鉄腕アトムの影響でロボットに愛着を持つように、このアニメをみた私は、人工知能に対しても昨今議論されているような拒絶感よりも、親近感のほうが強いです。というわけでこの作品も一度見てみることをおすすめします。

創造性か死か

NHK BS1スペシャルの欲望の資本主義2018の後半だけ見ました。

2045年にはAIが人間の脳を超えるというシンギュラリティ(技術的特異点)が話題となっていることもあり、興味深いものでした。

その中で、「新しいテクノロジーが本当におこなっているのは、古い秩序の破壊だ」とのコメントが印象深かったです。

機械を使った自動化が広まった際にも、多くの職が失われ、社会的格差が広がったようですが、AIがさらに進化し普及すれば、同様の変化が世界中で起きるような気がします。

実際に、三井住友海上では2018年度から営業部門の職員が手掛ける事務作業のうち9割をAIなどで代替するいうニュースが去年の年末に日経にでており、非常に驚きました。

番組の中でも言っていたように、仕事をルーティンワークとノールーティンワークに分けると、ルーティンワークは消えゆく運命となるのでしょう。

「創造性か死か」という極端な言葉もありましたが、そこまでいかないまでも人間にしかできない仕事の中から自分の能力にあったものを選び出し磨いていく努力をしていく必要性がありそうです。

敵を知り己を知れば、百戦危うからずという孫子の言葉がありますが、現在のAIの状況をより詳しく知り、逆にそのような変化に事前に対応するように準備をしておけば、家族全員が今後も食っていけるかなと思う今日この頃です。

いのち爆買い

年末はドキュメンタリーが充実していて、いいですね。

今日はBS1スペシャル「いのち爆買い~米中・過熱する不妊ビジネス~」を見ました。

今、代理母ビジネスがアメリカでかなり流行っているそう。一人っ子政策が終わったことや、中国国内で代理母ビジネスは違法のため、客の多くが中国人夫婦だそうだ。

ちなみに代理母とは他人の女性の子宮内に受精卵を着床させ、代わりに産んでもらうことを意味する。

急速にビジネス展開してきたことからまだ制度が整っていないらしく、トラブルもかなり発生している模様。

1例として挙げられた内容がまた酷かった。

依頼により受精卵を二つ用いて双子を妊娠した代理母が、双子のためか早期出産となってしまった。しかし障害が残る可能性があるため依頼者の中国人夫婦は救済することを望まず、双子が亡くなることがあったそうだ。産声を上げていたにも関わらず、契約上何もできなかった代理母は、今も赤子の鳴き声が忘れられない。しかも赤子の遺体は医療廃棄物として捨ててよいと中国人夫婦は言ったそうだが、代理母は受け入れられず自腹で葬儀をおこなった。

卵子提供もおこなわれているようで、容姿端麗でIQの高い女性の卵子は150-300万円ほどで取引される。日本人女性は可愛く、経歴にうそをつかないため1番人気だそうな。

多くは妊娠が困難な夫婦のために、適切に行われていると信じたいが、倫理観の欠如には本当に驚かされる。ちなみに代理母には500-600万支払われるため、ある会社には9000人ほど代理母の希望者がいるそうだ。

子供に対する虐待のニュースは日本でも聞くたびに非常に苦しくなる。いくら自由の国アメリカとはいえ、ビジネスのために生まれる前の段階から命をもてあそぶことはしてはならないと思う。

花のように優しく育てるべきだった

12月25日にBS1スペシャル「地下鉄に咲く小さな花 韓国 老人宅配便」をたまたま見た。

韓国は年金のシステムがまだ不十分で、高齢者の貧困が問題となっているようだ。そこで、そのような高齢者の働き口の受け皿として、老人宅配便というものがあるそうだ。65歳以上は地下鉄が無料で乗れるので、地下鉄を用いた徒歩で宅配をするというシステムだそう。

主人公の一人は、そのような老人宅配便の中小企業の社長であった。

その社長の会社には花が多く飾ってあり、全て路上に落ちていたもの。社長は頻繁に水を与えており、花は弱っていても、愛情をかけ可愛がってあげれば、育つと言う。

人の話を聞かず仕事も非常に遅い新人の70代の社員が、多く社員からあいつはダメだと言われている中、社長だけはここを辞めたらその社員の生活が成り立たないことも考え成長を待つ姿勢に、先ほどの花への考えが被る。

過去の話になった際に、昔は仕事一筋で家庭を顧みなかったため、離婚しており、元妻と長男はアメリカ、長女は嫁に行き、現在は一人暮らしということがわかる。

唯一父親になついて、時々会っていた次女は、7年前に自殺で亡くなったことも。

次女の葬儀には多くの人が集まり、彼女はとても豊かな人生を送ったのだと社長はいう。涙し、席を外してしまう。

最後に社長がいう。

「花のように優しく育てるべきだった、だからいま花を育ててる」

 

小さな娘がいる自分には、痛いほど彼の後悔の深さが伝わってくる。

彼女がどんな辛い目にあっても最悪の決断をしないように、花のように優しく愛情をかけて育てていきたい。